久しぶりの完全新作パターンです。やっと一つまとまりました。
このデザインは、前回のドルパでヤシュトラさんに着せていたコートが元ですが、できるだけ作りやすいように調整を入れました。
この真夏にロングコートって…季節感無視にもほどがあるって感じですが、まぁいつもの事ですね…とりあえず、以下ざっと紹介です。
peta-peta pattern set vol.24[Luna] SDGrサイズ
イベント販売価格 ¥1000
セット内容は、ロングコートのパターンのみ。(帽子は付きません)
ケープはスナップで取り外しできる仕様です。
※とんがり帽子は紙面の都合で今回は入れませんでした。帽子は、近いうちに無料パターンで公開しようと思っているので、それまでお待ちいただけたら幸いです。
総裏地付きで、裏地の裾をボア生地で切り替えた、やや重めのコートです。
スカートのフレアーはコートとしてはかなり広めにとっているので、パニエを合わせると結構ドレスっぽく広がります。
衿も大きく、袖丈もかなり長め。腕を曲げても手首が隠れてるくらいがいいなと思って、やや大げさな感じに設定しました。
一見ワンピースやドレスと同じような構造にも見えるのですが、裾まで突き合わせの裏地付きのコートなので、組み上げる手順は、いつものワンピースと違う点が多いです。
自分でも忘れないように図解を作ったので、併せて何かの役に立てれば幸いです。
こちら の作り方ページに冊子のPDFデータを置いていますので、是非ご活用ください。
SDGrサイズとしての表記ですが、一応アウターなので、絶対にGr女子にしか着せまい!というような仕上り寸法ではなく、ウエスト以外はSD女の子ボディでも特に問題なく着用できる寸法となっています。
ただ、元がDDボディをモデルに作った型であるためか、ウエストにくびれのあるSDGrボディに着せた時が最も綺麗なシルエットが出ると私が感じたので、今回はSDGrサイズでの表記にしました。
これは解説にも書いたのですが、もしSDボディに合わせるなら、簡易的なサイズ調整方法として、仕上げの時にウエストのボタン付け位置とホールの位置を外側にずらすことで、ウエストに5mm程度のゆとりを追加するといいと思います。
どうしてもボタン間隔のバランスを崩したくない、という場合は、「前わきみごろ」「後ろわきみごろ」の2つのパターンのわきラインを修正してください。アームホールとスカート切替のポイントは変えず、ウエストのポイントだけをそれぞれ2mm程度外側に広げれば、ウエストに一周で8mmのゆとりが追加され、SDボディでも余裕ができます。
★サンプルに使用した素材について。
折角なので購入場所をメモしておきます。商品についてのページがあるものは、リンクも貼っておきます。
(時間がたったらリンク切れの可能性があります。また、必ずしもサンプルと全く同じ商品が購入できるとは限りませんのでご了承ください。購入される際はサイズ・色の確認を。)
表地:コットン&リネン(CL3438)ブラック(オカダヤ)
別布:コットン&リネン グレー(オカダヤ)
ボア生地:モケモケ(66-9083)018黒(オカダヤ) (モケモケ紹介記事)
裾アップリケ部分のレース生地:大柄綿麻ラッセルレース ブラック(オカダヤ)
裏地:不明(おそらく数年前に日暮里トマトで購入した裏地です…)
4つ穴メタルボタン10ミリ いぶしゴールド(オカダヤ)
スナップボタン6ミリ イブシ/ブラックニッケル(オカダヤ)
ミニDカン内径8ミリ(Ivory)
ミニハトメ2ミリ(Ivory)※Ivoryさんで打ち具もいっしょに購入できます
ブレード黒14ミリ(オカダヤのセール品ワゴンにて)
アンティークレース(ヤフオクで落札)
パッチワーク部分の接着芯:
ダンレーヌ(DR-444)厚手ハードタイプ黒(オカダヤ)
ハンドステッチ用刺しゅう糸:
DMC25番刺しゅう糸3799(オカダヤ)
こんな感じで、今回はほとんど新宿オカダヤ店舗で購入したものです。
もしかしたらミニハトメも売ってたかも?最近はドール服用資材の品ぞろえがものすごく充実していますよね。
****
そして、今回は同時発行が間に合わなかったのですが、コートの下に着せているワンピースはこんな感じで、次のパターンセットのナンバーになります。こちらも冊子の下書きまで出来てはいるので、秋くらいまでに完成させて発行したいです。
(このワンピースはpeta-peta pattern set vol.25[Sylvia]というタイトルで発行予定です。)
ちなみにこのモデルのボディはSD女の子で、ハンドパーツだけGrのハンドに変えています。
下に合わせているドロワーズは、先日公開したお試しパターンのものです。作ってあると便利。
↑縫製はコートよりもこちらのワンピースの方が少し難しい気がします。気合いで作るタックフリルが、やや難関。
動画も撮ってあるので追々解説にも追加しておきたいと思います。
コートの方はロックミシン不要で、直線ミシンと手縫いでひたすらざくざく作って行く感じになります。
工程は複雑ですが、パーツは大きめで直線箇所が多いので、縫製の難易度としてはそこまで難しい方ではないと思います。
だいぶ自分の趣味が入ったデザインではありますが…もし気に入っていただけましたら、是非、作ってみてください。